賃貸物件では、間取りや設備などが希望条件になりがちですが、構造によっても住み心地は変わってくることをご存じでしょうか。
今回は、賃貸物件における構造のひとつである「鉄筋コンクリート造」とはなにかをご紹介します。
名古屋市中村区で賃貸物件への居住を検討中の方は、鉄筋コンクリート造の耐震性や防音性を把握して、ぜひ今後の参考にしてみてください。
賃貸物件の構造のひとつ「鉄筋コンクリート造」とは?
賃貸物件の構造のひとつである「鉄筋コンクリート造」とは、鉄筋の骨組みにコンクリートを流し込んだ構造のことで、RC造と呼ばれることもあります。
横からの力に強い鉄筋と縦からの力に強いコンクリートを掛け合わせることによって、強固で安心感のある住まいを実現しています。
それぞれの強みが異なるため、逆にいうと、弱点もカバーし合える相性の良い組み合わせだといえるでしょう。
このような特徴のある鉄筋コンクリート造は耐久性も高く、メンテナンスは必要ですが、120年程度は安心して住み続けられます。
そのため、マンションなどの集合住宅ではスタンダードで、採用されることの多い構造です。
ただし、木造や鉄骨造に比べて施工費がかかる分、家賃は高めに設定されることが多いでしょう。
また、重量があるため、地盤の状態によっては建設が難しいケースもあるようです。
鉄筋コンクリート造の賃貸物件における構造の特性 1:耐震性
先述した縦・横からの力に強いという特性をみてもわかるように、鉄筋コンクリートは耐震性が高いといえます。
そのため、地震が起こった際でも、ほかの構造に比べると揺れにくく、倒壊しにくいでしょう。
鉄筋コンクリートは不燃性の素材なので、地震による火事などの二次災害にも強く、安心です。
ただし、耐震性を考える際は、構造だけでなく耐震等級にも注目してみましょう。
1981年以降に制定された新耐震基準によって建設された物件は、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造のどの構造でも震度6の地震に耐えうるとされています。
上記は「耐震等級1」にあたり、2・3と段階を踏むごとに耐震性能は高くなっていきます。
鉄筋コンクリート造の賃貸物件における構造の特性 2:防音性
鉄筋コンクリート造は壁の密度が高く、防音性にも優れています。
そのため、騒音トラブルにもなりにくく、快適な生活を送れるでしょう。
話し声や生活音が近隣に聞こえにくい壁の厚さの目安は、180mmから250mmです。
ただし、大きな音の出やすい洗濯機や掃除機、楽器などを使用する際は、聞こえてしまうことがあるかもしれません。
おすすめ物件情報|ノウハウ名古屋市中村区の物件一覧