賃貸物件を借りるときには、手続きとともに必要な書類を用意して契約する必要があります。
書類によっては準備に手間がかかるものもあるので、必要な書類についてあらかじめ知っておくようにしたいものです。
ここでは、賃貸契約の際に必要な主な書類と、各書類が必要とされる理由についてお話していきます。弊社へのお問い合わせはこちら
賃貸契約を結ぶときに印鑑証明書が必要な理由と発行手順について
気に入った賃貸物件を借りる際には、次のような流れで手続きが進められます。
①入居申込書に必要事項を記入して提出する
②入居審査が行われる
③賃貸借契約を結ぶ
②で入居審査を行う際に、ほとんどの場合連帯保証人を求められます。
これは万一、家賃の滞納などがあった場合のリスクに備えるためです。
また、③で賃貸借契約を結ぶときには連帯保証人の印鑑証明書の提出が必要になる場合があります。
実印での捺印だけでなく印鑑証明書を求められるのは、借主が家賃を払えなくなってしまったときに、代わりに自分が支払うという意思と信ぴょう性をより強く示すためという理由があります。
印鑑証明書は、すでに印鑑登録が済んでいる場合は市区町村に申請するだけで発行してもらえます。
賃貸契約を結ぶときに戸籍謄本は必要かどうかについて解説
賃貸契約を結ぶ際、戸籍謄本の提出は不必要というところが増えてきましたが、中には戸籍謄本を必要としている貸主もいます。
近年は生まれや育ちの記載がある戸籍謄本の提出は人権侵害にあたるという考えがあることから、不必要というところが増えています。
もしも戸籍謄本の提出を求められ、それに応じたくない場合には拒否することも可能です。
賃貸契約を結ぶときに住民票が必要な理由と発行手順について
戸籍謄本と異なり、賃貸契約を結ぶ際に住民票の提出はほとんどのところで求められます。
住民票には世帯主についてのさまざまな情報が記載されている公的な証明書です。
そのため貸主や不動産会社が本人確認をするのに最適な書類だと考えられています。
住民票の写しは、市区町村の役所に申請して発行してもらいます。
住民票には、本人のことだけを記載したものと、世帯全員のことを記載したものの2種類があるので、どちらが必要なのかしっかり確認してから申請しましょう。