賃貸物件で一人暮らしを始めるとき、お金のやりくりが大きな心配となるのではないでしょうか。
また、そもそもどういった出費があるのかやその額がわからないという方も少なくはありません。
この記事では、賃貸物件で一人暮らしをするときの家賃や生活費の目安、貯金するコツを解説していきます。
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賃貸物件で一人暮らしをするときの家賃費用の目安
総務省統計局がおこなった2023年の4~6月期の家計調査では、賃貸物件の一人暮らしの家賃を除いた平均支出額は10万円超です。
もちろん地域差はあり、関東や近畿の都市圏では11万円を超え、逆に地方では9万円台とその差は最大で約2万円です。
ここでの注意点は、手取り収入とは給与額を意味するものではなく、保険や税金を引かれて最終的に受け取った額であり、手取りの額を基準とする必要があります。
また、会社によっては賞与が支払われますが、賞与を含めた年収ベースで計算すると賞与がカットされたときの負担が大きくなるため、含めずに計算してください。
手取り収入から家賃を支払うため、収入に対して家賃の額の目安がどれくらいなのかは知っておかなければいけません。
一般的な目安は、手取り収入の1/4から1/3が上限といわれており、手取り収入が15万円の場合は3万7000円から5万円、18万円では4万5000円から6万円です。
ただし、上限いっぱいで借りる必要はなく、目安より下の額であれば貯蓄や交際費などに回せます。
また、これまでは手取り収入の1/4から1/3が目安とされてきましたが、最近では1/4から1/5を上限とする考え方も出てきました。
長引く景気の低迷による収入の伸び悩み、貯蓄重視の傾向など、家賃で支払い可能な限度額が時代の変化により、変わってきていると見られます。
次に、具体的な家賃相場を間取り別で見ていきますが、一人暮らしでは1R・1K・1DKの間取りが主流です。
相場は、間取り以外にも立地や建物の構造、さらに築年数や設備も含めて決まるものですが、ここでは複数の物件情報サイトの情報をもとに23区内と23区外で算出します。
まず、居室とキッチンとの区切りのない1Rでは23区内で6~10万円台、23区外で4~7万円台とその差は約3万円です。
居室とキッチンの間に扉のある1Kタイプの間取りでは、23区内で7~11万円台、23区外では5~9万円台となり約2万円の開きがあります。
1DKは、キッチンに加えて、食事ができる4~8帖のダイニングスペースがある間取りで、23区内は9~13万円台、23区外では6~13万円台です。
そして、キッチンとダイニング、リビングが一体となったスペースにもう一部屋ついた1LDKでは、23区内で11~19万円台、23区外で9~12万円台です。
このように、各間取りともに、23区内のほうが23区外よりも2~7万円高い傾向にあり、地方でも市街地と郊外で同じ現象が起こります。
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賃貸物件で一人暮らしをするときの生活費の目安
総務省の統計局によると、生活費とは、食料や住居、水道光熱費などの支出を指し、大きく10の項目に分けています。
支出のなかで大きなものは食費で、一人暮らしの場合月に約3万円、日割りにすると1,000円程度が平均です。
次に多いのが、娯楽交際費で、娯楽は趣味にかける費用、交際費は友人などとのつき合いで生じる費用で、月あたり2万円が目安となります。
生活をするうえで必要な設備が水道やガス・電気のライフラインで、この利用代金が水道光熱費で、すべて合わせると約1万円です。
今では、スマートフォンや携帯電話、そしてパソコンを1人に1台持つ時代となり、これらにかかる通信費で約1万円です。
他にも大きな支出として、雑費があり、冠婚交際費や旅費、医療費など不定期で発生する費用のことをいいます。
雑費はいつ必要かわからないため、あらかじめ余裕を持った予算を組んでおきましょう。
賃貸物件では、電気配線や水道の修理は貸主負担が一般的ですが、故意による故障など自己負担となる場合もあります。
管理会社との契約によっては、部屋の更新時に更新費が発生するところもあり、家賃とは別に支払う必要があります。
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賃貸物件の一人暮らしでも貯金ができるコツ
金融広報中央委員会の令和元年分の調査データによると、年収300万円未満で一人暮らしをしている20代の貯蓄額は約54万円、30代で約173万円です。
なかには貯金がほぼないという方もいる一方で、それ以上の貯蓄額を持っている方もいますが、その違いはどこにあるのでしょう。
貯金が苦手な方は、貯金の目標がない、クレジットカードの引き落とし額を知らない、お金が残っているとすべて使ってしまうなどの特徴があります。
逆に貯金ができる方の特徴は、いつまでにどれくらい貯金するか期日と目標を持っている、給料が入ったらまず貯金額を確保する、常に残金をもっているなどがあります。
つまり、貯金できる方とできない方の違いは、貯金をする強い意志をもっているかどうかです。
ただ、いくら意志を持っていても具体的な方法を知らなければ、効率的な貯金はできません。
まず、固定費と変動費の把握から始めます。
固定費は家賃や水道光熱費、通信費のような月々ほぼ決まった額を支払う費用をいい、この部分の節約は難しいですが影響が大きいです。
水道光熱費は月々支払いが発生し、年間で見ると大きな額となるため、この部分を節約することが家計の負担の軽減に効果的です。
たとえば、冷蔵庫の開け閉めの時間を短くする、お風呂のお湯は洗濯に再利用、家電のコンセントを抜いて待機電力の節電で費用を減らしていきましょう。
また、ライフラインの契約会社やプランによっては、節水節電以上の効果が見られる場合もあるため検討するのも1つの方法です。
これに対して、変動費は食費や娯楽交際費、通信費のような自分である程度調整できる費用をいいます。
食費は生活をするうえで基本となる支出であり、極端に削ることは難しいですが、外食や昼食を控え、自炊中心の食生活にすれば節約が可能です。
娯楽交際費は、ストレス発散や日々の生活のリフレッシュには欠かせませんが、家計を圧迫してまで使うものではないため、優先順位を考えて予算を組みましょう。
通信費は、とくにスマートフォンや携帯電話の負担が大きいため、節約するにはキャリアやプランの変更、インターネット回線とのセット契約がおすすめです。
人それぞれ収入額や支出の内容には違いがあり、それらを同じ方法でひとくくりにしても、効果がある方とない方がでてきます。
つまり、貯金は人それぞれに違いがあることを前提として、自分に合った貯金スタイルを見つけるのがコツです。
たとえば、季節によって収入にばらつきがある方は、ワンシーズンごとの目標額を設定すれば、予定がたてやすくなります。
月々の生活が苦しくて貯金ができない方は、ボーナスや臨時収入を貯金に回すと良いでしょう。
他にもクレジットカードでつい買い物をしてしまう方は、貯金専用の口座を作っておくのも効果的で、ただ手を付けないよう強い決意が必要です。
貯金は少額でも月々貯めていけば、いずれそれが習慣となり、無理なく貯められるようになるでしょう。
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まとめ
賃貸物件で一人暮らしをするときの家賃目安は、手取り収入の1/4から1/5とされています。
そこに、食費や水道光熱費などの生活費が月に10万円ほど上乗せされるため、収入と照らし合わせて予算を組みましょう。
一人暮らしで貯金をするには毎月少しずつ貯めていくのがコツで、強い意志をもって取り組みましょう。
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